Fmlの構築¶
- fml(8.0系)でのメーリングリスト構築に関するページです。
前提条件¶
- このソフトウェアの構築にはSMTPサーバの導入が前提となります。
- ここではPostfixおよびApache(suexec)導入済み環境を想定しています。
(Web-GUIを使わない場合、Apacheは不要です)
事前準備¶
- 必要なユーザ、グループ、ディレクトリを設定します。
# groupadd fml # useradd -g fml fml
ダウンロード¶
- fml-7.18.日付.tar.gz ファイルをダウンロードします。
- ここでは例としてwget等で「/usr/local/work」以下に配置します。
インストール¶
- ダウンロードしたパッケージを展開し、インストールします。
- makeのみの実行がない点と、rootユーザでの実行が必要な点に注意。
- fml4では作成が必要な/var/spool/mlは自動生成される。
# cd /usr/local/work # tar xzf fml-7.18.xx-日付.tar.gz # cd fml-7.18.xx-日付 # ./configure (--prefix=pathを切っても良いが、コマンド実行時のPATHに注意) # make install # chown -R fml:fml /var/spool/ml (後のmakefml でbootstrapエラーが出るときは大抵コレが必要。 または引数が足りないか、コマンドを間違えている。)
設定ファイル編集¶
- Postfixの設定ファイルを編集します。
# vi /etc/postfix/main.cf # ------------------------------------------------------ # 既存行の変更 #alias_maps = hash:/etc/aliases alias_maps = hash:/etc/aliases hash:/var/spool/ml/etc/mail/aliases # 追加 allow_mail_to_commands = alias,forward,include
- 変更後、postfixのリロードが必要。
# service postfix reload
動作確認¶
*fmlユーザにスイッチし、メーリングリスト「ml」を作成する。- 次のコマンドが正しく実行されるかテストする。
# su - fml $ makefml newml ml
- 上記を実行後、/home/fml/public_html 以下にWeb-GUIが作成される。
- これを有効にするには、Apache実行権限、.htaccessを設定する必要がある。
$ chmod a+x /home/fml $ vi /home/fml/public_html/cgi-bin/fml/.htaccess #AuthUserFile "/dev/null" ↑デフォルトではnullなので、パスワードファイル等を適宜指定する。 .htaccessを認めていない場合はhttpd.confで指定する。 (設定次第では不正にメールを送れてしまうので、必ず設定すること)
- 適宜必要であればhttpdのリロードを行う。
- http://example.com/~fml/cgi-bin/fml/admin/config.cgi
にアクセスし、認証に成功したら下記の画面が表示される。
送信テスト¶
- ml@example.comに自分のアドレスを追加する。
$ makefml add ml username@example.com
- ml@example.comにメールを送ってみる。
# mail ml@example.com Subject: test test . Cc:
- ml@example.com から自分宛にメールが届くこと。
- 以上。
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