ssh-tunnelでSSHを利用してVNCに接続する¶
Macをクライアントとして、VNCのリモート環境にSSH経由で接続する。
- メリット
- 接続先のポート開放が22番だけでよい
- VNCの通信が暗号化される
- デメリット
- 暗号化通信の分の複合化負荷
- ターミナルを事前に開けっ放しにして通信状態を作る必要がある
構成¶
- 接続先
- OSは問わない
- 5900ポートでVNC環境を設定済み(外部への開放は不要)
- 22ポートでSSH環境を設定済み(外部への公開が必要)
- 接続元(作業端末)
- ここではMacとする
- 接続先にSSHでログインできること
接続準備¶
- 作業端末でコンソールを開き、以下のコマンドを実行
# ssh -N 接続先ユーザ名@接続先のIPまたはFQDN -L 1234:localhost:5900 パスワードを入力 そのままプロンプトが戻ってこないが、Ctrl+Cを押すまで 接続状態となっているため正常
- ex)# ssh -N username@hostname.example.com 1234:localhost:5900
接続¶
- 作業端末でFinderのメニュー「移動」から「サーバに接続」を実行
- 「vnc://localhost:1234」を実行
- 「接続先」のユーザ名とパスワードを入力
- VNC通信が開始する
終了時¶
- VNCは普通にプログラムを閉じる
- コンソールは「Ctrl+C」を押してプロンプトに戻り「exit」する