アクション閾値定義¶
どのくらいのスコアでどのアクションを実施するかを定義します。
また無効化することも出来ます。
- 設定ファイルを編集します。
# vi /etc/rspamd/local.d/actions.conf ---------------------------------------- reject = 15.0; rewrite_subject = null; add_header = 6.0; greylist = 4.0;
- スコアについて
値が大きくなるほどスパム判定が大きい場合の処理です。
nullを指定することでその処理を無効化させることも出来ます。- reject
メールの受信を拒否します。
確実な対策ではありますが、誤判定された場合にリカバリーが出来ません。 - rewrite_subject
メールの件名にスパム情報を記載し、視覚的およびメーラー側で自動的に迷惑メールフォルダに
判定されて移動しやすくすることでのスパム対策となります。 - add_header
メールのヘッダにスパム情報を記載し、メーラー側で自動的に迷惑メールフォルダに判定されて
移動しやすくすることでのスパム対策となります。 - greylist
受信を一度「一時的なエラー」で拒否し、送信者の自動再送処理を促します。
スパム送信量を重視したサーバの場合、再送処理で送信キューが積もることを嫌い再送しないことを
狙った処理ですが、クラウド等でサーバリソースが潤沢な現在は効果は薄いかもしれません。
- reject
- スコアについて
- 設定を変更後、サービスを再起動して反映します
# systemctl restart rspamd