Sophos SafeGuard Enterprise ユーザ証明書の更新¶
ユーザ証明書はデフォルトでは「SGNクライアントがSGN Serverに初回通信を行ったとき」に
「5年間の有効期限」で作成されます。SGN6以降ではこれをMC上で更新することが出来ます。
1. 手動更新手順¶
- Management Center上での作業
- スタートメニューからMCを起動します。
- 左側のメニューから「鍵と証明書」を選択します。
- ツリーから「証明書」→「割り当てられた証明書」を開きます。
- 「フィルタ」の「オブジェクト名」「発行者」を空欄のまま検索ボタンを押します。
- すべてのユーザ証明書が表示されます。
- 証明書の期限が迫っているユーザの行にある「更新」のチェックボックスをチェックします。
- 左上のメニューアイコンの「保存」ボタンを押します。
- 時間がかかる場合がありますので暫く待ちます。保存が完了したらサーバ側の処理は完了です。
- SGNクライアント側での作業
- サーバ側の設定が終わったらOSを再起動します。
- ログオン時に証明書と鍵リングが自動的に更新されます。
2. 自動更新を設定する¶
クライアント台数が多い場合、自動的に更新を設定するスケジューリングスクリプトが存在します。
- KB118878_UserCertificateRenewal.zip
https://www.sophos.com/ja-jp/support/knowledgebase/118878.aspx
- ダウンロードしたスクリプトを展開し、vbsファイルを下記のパスに移動します。
C:\Program Files (x86)\Sophos\SafeGuard Enterprise\Management Center\Script Templates
インストールパスが異なる場合には適宜読み替え - MCを起動します。
- 「ツール」→「タスクスケジューラ」を起動します。
- 「作成」ボタンを押します。
- 例として下記の設定を行います。
名前 :ユーザ証明書更新
SGN Server :プルダウンから該当の設定を選択
スクリプト :先ほど展開、移動したvbsを選択
繰り返し :毎日(毎日・土日含む) - 「編集」ボタンを押し、スクリプトの下記を編集します。
データベースサーバ: strDBServerName = "SQLサーバのアドレス¥インスタンス名"
データベース名: strSGNDBName = "SGNのデータベース名"
更新する残有効期限の閾値: timerange : timerange = 60 - 設定が完了したら閉じます。
所定の日時に更新が実行され成功したかは、上記タスクスケジューラ画面のタスク一覧にスクリプト
ごとに記載されている「前回の実行日時」「前回実行した結果」の表示内容で確認することが出来ます。
また、タスク実行後に実際に証明書一覧で「更新」にチェックが行われているか、既に更新済みの場合
はチェックが外れ有効期限が更新されているかを確認します。