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Sophos SafeGuard Enterprise クライアントアップグレード(Windows版)

Sophos SafeGuard Enterprise (SGN)クライアントのアップグレード手順です。
6.1→7.xに対しても同様の手順でアップグレードを行うことが出来ます。

事前にSGNサーバおよびMCのアップグレードを実施した後にクライアントをアップグレードします。
クライアントもサーバ同様に5.6x→7.0.xに直接アップグレードが出来ないため、一度6.xを挟んで
段階的にバージョンアップする必要があります。

6.x以降の新機能を利用しないのであれば、SGN6でSGN5.6クライアントを引き続き管理することは可能です。
ただし、SGN5クライアントとSGN6クライアントが混在している場合には、SGN6クライアント側でもクライアント
サーバ間の暗号化通信にSHA1に強制され、SHA256による暗号化通信を利用することが出来ません。
(SHA1の脆弱性上、この状態は推奨しません)

1. インストーラの準備

SGNクライアントのアップグレードには下記のファイルを使用します。SGNインストーラの展開先に含まれる
ファイルが存在しない場合、SGN6.xのインストーラを再度実行してファイルを展開する必要があります。
(インストーラを実行しても、展開されるのみで自動的にインストールプロセスは開始されません)

  • クライアントプレインストールパッケージ
    • 64bit
      C:\sgn_61\SGEnterprise\Installers\Client installers x64\SGxClientPreinstall.msi
    • 32bit
      C:\sgn_61\SGEnterprise\Installers\Client installers x86\SGxClientPreinstall.msi
  • クライアントインストールパッケージ
    • 64bit
      C:\sgn_61\SGEnterprise\Installers\Client installers x64\SGNClient.msi
    • 32bit
      C:\sgn_61\SGEnterprise\Installers\Client installers x86\SGNClient.msi
  • クライアント構成パッケージ
    アップグレードしたMCで改めて作成した「構成パッケージ名.msi」

2. インストーラの実行

インストール時と同様に「プレインストールパッケージ」「クライアントインストールパッケージ」
「構成パッケージ」の順番でインストールを行います。構成パッケージはSGNクライアントのバージョン
にあわせて作り直したものを使用します。(SGN6クライアントにSGN5の構成パッケージは利用出来ません)

クライアントインストールパッケージの導入後に再起動要求が発生しますが、そのまま構成パッケージ
をインストール出来ます。ただし、その他の要因で再起動しなければ構成パッケージを導入出来ない
可能性もあります。

構成パッケージの導入後に再起動を行います。

再起動後、SGNクライアントが鍵と証明書の受け取りを行うことを確認します。